第1回「税金を払うのがもったいなくて、腹いっぱい経費を使っていませんか?」

みなさん、こんにちは。公認会計士の山崎隆弘です。ニュースレターの「ヤマサキズム」では、毎月記事を書いていますが、ブログは実は初めてです。

「ヤマサキズム」では、ほとんど本業のことは書いていません。このブログでは、会計、税金、経済などについて書いていきたいと思います。

3年前にクロスFMで「マネーファイト」というコーナーで、毎週、会計、税金、経済について、ナビゲータの後藤心平さんと語っていました。ラジオ番組が復活したつもりで、毎週更新していきたいと思います。

 

初回である今回は、やはり皆さんから受けるご相談のうち最も多い、節税についての基本的な考え方です。

利益を計上するということは、大変目出度いことですが、社長にとっては、利益の40%近くを税金で取られるという感覚になって、利益を圧縮しようとします。

売上を隠すとか、架空経費を計上するということは論外です。
これは節税ではなく、脱税です。

そうなると、素人的に考え付くのは、なんとか経費を使って、利益を抑えようとします。例えば、車を買うとか、接待交際費を派手に使うとか、保険に入るとかです。

これらの共通項は何でしょうか?

はい、お金が出て行くことですね。

利益=現金の増加と単純にはいきませんが、基本的には利益が増えるということは、現金が増えるということです。利益が減るということは現金が減るということです。

税金払うのがもったいなくて、腹いっぱい経費を使っている会社は、何年経っても現金が貯まっていません。

収益性の高いビジネスなのに、それほど現金は貯まっておらず、逆に借入金が多すぎる会社があり、決算書を見てビックリすることがあり ます。

ではどうすればいいのか?

ポイントは、現金を出さずに経費を作ることにあります。

それは次回にしましょう。

この記事を書いた人
山崎 隆弘

山崎隆弘事務所所長
公認会計士・税理士

1960年福岡県生まれ。福岡市在住。29歳で公認会計士試験に合格。以来、中央青山監査法人(当時)で10年間勤務。会計監査、システム監査、デューデリジェンスに従事し、上場企業などの主査を務めるが、39歳のときに胆管結石による急性胆管炎を発症する。結石の除去に入退院を繰り返し、監査法人を退職。

1年間の休養後、41歳で父親の会計事務所に入所。44歳のときに同事務所を引き継ぎ、公認会計士事務所を開設。同時に妻二三代が入所。「ビジネスと人生を楽しくする会計事務所」がモットー。家族で踊る「会計体操」は、NHK・フジテレビ・KBC・RKB・読売新聞・西日本新聞など多数のメディアで取り上げられる。

著書に『年収と仕事の効率を劇的に上げる 逆算力養成講座』『なぜ、できる社長は損益計算書を信じないのか』。

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