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第405回 漫画『はだしのゲン』

NHKの新プロジェクトXが2024年4月から再開されました。テーマ曲は中島みゆきの「地上の星」、エンディング曲が同じく「ヘッドライト・テールライト」です。この歌が聴きたくて観ているようなものですが、一つ一つ見応えがあります。1年半経っても放...
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第404回 書評『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』

お客様の社長さんより「この本いいですよ」と勧められ、お借りしました。基本的に、人から勧められたものは読むこと、観ること、食べることにしています。早速、読ませて頂きました。 著者のビル・パーキンスは今年56歳、日本語訳が出版されたときが51歳...
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第403回 書評『日本の国益を問う 海洋資源大国へ』

「第一部 海洋資源大国ニッポンの国益」として衆議院の松原仁議員、「第二部 海洋資源立国への道筋」として技術、予算、国際環境の面から東海大学海洋学部の山田吉彦教授、「第三部 国益の実現と海洋資源大国への財政」として元財務省官僚の高橋洋一さんが...
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第397回 書評『財務省の秘密警察~安倍首相が最も恐れた日本の闇~』

元国税調査官の大村大次郎さんの新刊です。著書に『億万長者は税金を払わない』『あらゆる領収書は経費で落とせる』等多くあります。今回はタイトルに「財務書の秘密警察」とあったため、そんなものがあったかなと思い、読んでみました。安倍首相が最も恐れた...
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第393回 書評『対馬の海に沈む』

2024年第22回開高健ノンフィクション賞を受賞しています。著者は北九州市出身で明治大学文学部卒の窪田新之助さん(47才)です。2004年JAグループの日本農業新聞に入社し、2012年からフリーとなり、農業をテーマとした取材が中心です。 2...
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第391回 書評『あの世でも仲良う暮らそうや 104歳になる父がくれた人生のヒント』

映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』(2018年)で、娘の信友直子監督が両親を撮り続けたビデオを編集したものです。陽気でしっかり者の母親がボケていき、それまで家庭の事は一切しなかった父良則さんが90才を超えてから、掃除、洗濯、料理ま...
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第390回 書評『明解!金融講義 世界インフレ時代のお金の常識・非常識』

元財務官僚の高橋洋一さんの著書です。第二次安部内閣ではアベノミクスによる大規模な金融緩和や機動的な財政出動の理論的支柱となっていました。その高橋さんによる金融本です。 新NISAに代表される政府お墨付きの「撒き餌」に釣られて、「私も投資しな...
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第377回 書評『働く幸せ 仕事でいちばん大切なこと』  

著者は日本理化学工業㈱の社長・会長を50年間歴任した大山泰弘さんです。日本理化学工業は1960年に初めて知的障害者を雇用して以来、一貫して障害者雇用を押し進めています。2018年には、85人の社員のうち63人が知的障害者が占め、製造ラインを...
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第374回 書評『暗殺』

1頁目に「この物語はフィクションである」とありますが、次の頁には、「時刻は2022年7月9日午前11時31分と記録されている。日本の元内閣総理大臣が奈良県の近鉄大和西大寺駅前の演説中に凶弾に倒れ、死亡した。享年六七だった」と安倍晋三元総理の...
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第372回 書評『熔ける 再び そして会社も失った』

『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』に続く続編です。前作は、シンガポール、マカオのバカラ賭博により、グループ会社から106億6千万円借り入れ、懲役4年の実刑判決を受けた大王製紙の元会長・社長の井川意高さんの懺悔録です。2013年10...