『TENET テネット』 第244回

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ネット上で、賛否両論あり、観るのにちょっと躊躇しました。しかし、クリストファー・ノーラン監督作は、『ダークナイト』を始めとして『インセプション』『インターステラー』等、ほぼ観てきており、自分の目で確かめないことには何とも言えません。

意味不明とのレビューが多かったので、身構えてましたが、それ程でもありません。ノーラン監督は、これは王道のスパイ映画と言っています。監督自身が007の大ファンということで、ブルース・リー的には「考えるな! 感じろ!」です。

テーマの一つとして時間の逆行を描いています。なので、観たことがない映像が多々あります。時間の順行と、時間の逆行が交差して、1度観ただけで理解するのはほぼ不可能とも言えますが、スパイアクション映画として観ればゾクゾクものです。

ネットのレビューに、映画評論家町山智宏の『テネット』徹底解説を見て、よく判った、と書いてあったので、試しに見てみました。映画本編よりも長い約3時間!の解説です。無料ではなく1,500円で期間限定です。シニア料金1,200円よりも割高です。

散歩しながら、2回聴きました。時間が逆行するところをホワイトボードで詳しく解説しています。よくそこまで理解できるものだと感心しました。また、『時間衝突』(バリントン・ベイリー)、『終着の浜辺』(J・G・バラード)など元になった本を紹介しています。

映画の中で「What happened is what  happend」(起こったことは起こったことだ)との言葉が何度も出てきます。また、ノーラン作品では「Leap of Faith」(信仰の飛躍)もテーマになっているそうです。

難しく考えることはいくらでもできそうですが、わたし的には、ヒロインのエリザベス・デビッキの美しさと男よりも高い背の高さに圧倒されました。

この記事を書いた人
山崎 隆弘

山崎隆弘事務所所長
公認会計士・税理士

1960年福岡県生まれ。福岡市在住。29歳で公認会計士試験に合格。以来、中央青山監査法人(当時)で10年間勤務。会計監査、システム監査、デューデリジェンスに従事し、上場企業などの主査を務めるが、39歳のときに胆管結石による急性胆管炎を発症する。結石の除去に入退院を繰り返し、監査法人を退職。

1年間の休養後、41歳で父親の会計事務所に入所。44歳のときに同事務所を引き継ぎ、公認会計士事務所を開設。同時に妻二三代が入所。「ビジネスと人生を楽しくする会計事務所」がモットー。家族で踊る「会計体操」は、NHK・フジテレビ・KBC・RKB・読売新聞・西日本新聞など多数のメディアで取り上げられる。

著書に『年収と仕事の効率を劇的に上げる 逆算力養成講座』『なぜ、できる社長は損益計算書を信じないのか』。

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福岡市東区箱崎の公認会計士・税理士 山崎隆弘事務所
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