第396回 Netflix『ピーキーブラインダーズ』

映画

日経新聞の日曜版で紹介されていました。2013年から始まり2022年まで全6シーズン(1シーズン6話)あります。この度、やっと見終わりました。英国では、ドラマの舞台となった工業都市バーミンガムを訪ねるツアーが盛んになり、髪を刈り上げ、ハンチングをかぶって、三つ揃いのスーツにコート姿の男性が続出したそうです。永ちゃんファンを彷彿させます。

それだけ社会現象になった人気ドラマです。確かに重厚な演出で、テレビドラマのレベルではありません。1890年代から20世紀初頭にかけてバーミンガムに実在した19世紀のギャンググループであるピーキー・ブラインダーズを元にしています。

ジプシーであるシェルビー家が、バーミンガムで成功し、ロンドンにまで進出し、ニューヨークまで手を伸ばそうとします。シェルビー家の次男であるトーマス・シェルビーが、第一次世界大戦の戦場であるフランスから帰還し、そこからのし上がっていきます。英国の議員にまでなります。ウィンストン・チャーチルのある意味、手先になって影響力を強めていきます。なんと、チャップリンまで出てきたのにはビックリしました。パーティでチャップリンを紹介しています。ニューヨークでは、名前だけですがアル・カポネも出てきます。

トーマス(トム)・シェルビーを演じるのは2024年『オッペンハイマー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィです。クリストファー・ノーラン監督作の常連です。トムの叔母のポリー・グレイ(ヘレン・マックロリー)、兄のアーサー・シェルビー(ポール・アンダーソン)など、女性を含めた家族で重要なことを決定していきます。単なる家族(ファミリー)ではなく、一つのマフィアです。しかし、何と言っても、トムの個性が際立っています。

一応、完結となっていましたが、最近の情報では、続編として映画の撮影が終わっているそうです。劇場公開が待ち遠しいです。

この記事を書いた人
山崎 隆弘

山崎隆弘事務所所長
公認会計士・税理士

1960年福岡県生まれ。福岡市在住。29歳で公認会計士試験に合格。以来、中央青山監査法人(当時)で10年間勤務。会計監査、システム監査、デューデリジェンスに従事し、上場企業などの主査を務めるが、39歳のときに胆管結石による急性胆管炎を発症する。結石の除去に入退院を繰り返し、監査法人を退職。

1年間の休養後、41歳で父親の会計事務所に入所。44歳のときに同事務所を引き継ぎ、公認会計士事務所を開設。同時に妻二三代が入所。「ビジネスと人生を楽しくする会計事務所」がモットー。家族で踊る「会計体操」は、NHK・フジテレビ・KBC・RKB・読売新聞・西日本新聞など多数のメディアで取り上げられる。

著書に『年収と仕事の効率を劇的に上げる 逆算力養成講座』『なぜ、できる社長は損益計算書を信じないのか』。

山崎 隆弘をフォローする
映画
シェアする
山崎 隆弘をフォローする
福岡市東区箱崎の公認会計士・税理士 山崎隆弘事務所
タイトルとURLをコピーしました