キャッシュを残す経営うちの事務所及び会社の弥生会計、弥生販売は私が入力し、請求書を作成しています。7年ほど前に会計、販売を担当してもらっていた職員が退職した際に、誰にしてもらおうかなと見回すと、みんな忙しいとのこと。少数精鋭でしていますので、皆ギリギリです。仕方がないので、それ以来私が事務所及び法人の会計、販売の担当となりました。
不思議なことに私が担当して以来、キャッシュがそれまでより残るようになりました。自分で入力するのでムダ使いがすぐに判ります。最近はサブスクリプション(サブスク)で定期料金の毎月、毎年の引落しが多くなっています。油断するとムダなサブスクが増えてきます。余分なものは一つ一つ解約していきました。少額でも積み重なればバカになりません。
請求書の発行を自分がしているので、請求洩れ、請求遅れもほぼなくなりました。未入金になるとすぐ把握でき、連絡もできます。自分が引き継ぐときには、私では「絶対にムリ」と断言されました。一応、私も会計士ですので、最初は苦労しましたが慣れてきました。この7年間の間に電子保存に移行したのも大きいです。電子保存法の前は領収書を貼る作業が意外と時間を取られることに気付きました。電子保存法施行後は、ScanSnapでPDF化して、記帳後そのまま領収書をゴミ箱に捨てるのが快感になってきました。
また、作業する中で、入力は都度することがコツであることが判りました。お金を使うのはほぼ私です。領収書を持って帰ると、即PDF化して入力します。ほぼスキマ時間でできることなので手間ではありません。これが月間または年間まとめてするとなると大変です。何でもそうであると思います。
それと現金の管理をしっかりすることの大切さにも気付かされます。お金が残らないという相談を受けるときは、まずは現金出納帳(会計ソフトでもOK)を記帳してくださいとアドバイスします。記帳資料をお客様から預かりますが、たまに記帳資料に一万円札が混じっていることがあります。それではなかなかお金は残りません。渋沢栄一さんに敬意を持ちましょう。


